「ワンピースキャラクター最強考察」のレビュー


ワンピースキャラクター最強考察ワンピースキャラクター最強考察という本を読破しました。

ワンピース考察本の中では珍しく白をベースとした表紙だったので、明るさを感じ好感が持てました。

この本では、前半の海(サバイバルの海 超新星編)と後半の海(最後の海 新世界編)の物語がリンクしているという大きな説を元にONE PIECEの後の展開を読み解いています。

ちょっとネタバレになりますが、以下のような感じで、それぞれのストーリーがリンクしあっているという説によって解説しています。

前半と後半のリンク例

東の海編 ⇔ 魚人島編
アラバスタ編 ⇔ パンクハザード編
空島編 ⇔ ドレスローザ編
ウォーターセブン編 ⇔ ゾウ編
スリラーバーク編 ⇔ ワノ国編
~~~
頂上戦争編 ⇔ 巨大な戦争編

ワンピースキャラクター最強考察ワンピースキャラクター最強考察

前半後半でキャラクターや出来事がリンクしていて、前半で出てきた人物や起こった出来事が後半でも同じように登場するという見解です。

こういった見解の本は前にも読みましたが、この本は最初から最後までこの前半と後半のリンクの話を軸に話が進み、ほとんどの考察がこのリンク説を元に展開しています。

そして、考察が超細かい!

ONE PIECEの原作をスミからスミまで細かく見ていて、細かい所を伏線としてストーリーを読み解いているのには、正直驚きました。

私自身、もっとONE PIECEを何度も読み返してみないといけないと思いました。

黒ひげのケルベロス説とか他にも既に他の本などで説かれている内容もありましたが、個人的に新鮮な考察もありました。

印象に残っているものの一つが、例えば、カイドウのゾオン系悪魔の実「キマイラ」説です。

その他私としては反対の説もありましたが、どの説も根拠があって納得できるもので、非常に面白い本だと思いました。

一度読んでみると、今後のONE PIECEを数倍楽しめると思いますよ!

『「ワンピース」ルフィの謎』のレビュー


luffynonazo書籍「ワンピースルフィの謎」を読んだので、その感想を書こうと思います。

これはルフィと言うキャラクターに焦点を当てて書いた本です。

作中の描写から分かるルフィに関する色々なことについて考察しています。

ルフィの血縁関係、ルフィの過去の戦闘等、改めてルフィと言うキャラクターについて深く知って、深く考えることができる本です。

後半の「見方によってはルフィも自己中心で嫌なやつ?」という箇所は、人によっては必要ないと思うものかもしれませんが、これもそれなりに面白いなぁと思いました。

現実的に考えると、まさに身勝手な性格だと思いました。

まあ、だからと言って、そういう性格だからこそ人気があるのも事実だと思います。

ファンが多い芸能人がアンチが多いのと同じかもしれません。

luffynonazo1 後半の最後の方にルフィに期待をかけていた人物たちをピックアップする箇所があります。

シャンクスやレイリーやクロッカス等等ルフィに期待をかけている人達をまとめて紹介していました。

ここでルフィに期待をかけている人達の言動を改めて考えてみると「ひとつなぎの大秘宝」が何なのか?また「海賊王」とは何なのか?等についての考察にもつながります。

ここを読むとルフィはロジャーのように世界をひっくり返そうとしていないと書かれていました。

しかし、個人的には、恐らくルフィがエースとサボに語った夢を実現するためには、世界をひっくり返す必要があるのではないか?と思いました。

ルフィと言う人物を改めて深く考えてみる事で、これまでのストーリーが整理されると思いますし、今後ルフィを中心に続くONE PIECEと言う漫画を楽しむ助けとなる本だと思います。

『ワンピース』に生きる力を学ぼう!のレビュー


ワンピースに生きる力を学ぼう!

「ワンピースに生きる力を学ぼう!」と言う本を全部読みました。

アマゾンのKindleストアで150円だったのもあって、これは安いと思って買って読んでみました。

内容は個人的には、最初読みやすいけれど、後半読みにくい感じがしました。

後半にワンピースとは少し違うジャンルや学問との関連付けた話があってちょっと難しくも感じました。

ですが、「ワンピースから生きる力を学ぶ」という意味では、非常に質の高い本だと感じました。

それは、ワンピースから生きる力を学ぶための本質部分に触れているからだと思います。

ワンピースには無縁社会に対する解決策がある?

本の中で「家族がいないと言う無縁社会への対策がそのままワンピースの中にある」という内容が出てきて、そこから話が深まってゆきます。

無縁社会とは、簡単に言ってしまうと、親、親戚等身寄りの無い人々が増加していく社会のことです。

この無縁社会解決策ONE PIECEという漫画の中にあるというわけです。

言われて見て気が付きましたが、確かにワンピースのルフィ達麦わら一味はそれぞれ親がいない境遇で育ったメンバーがほとんどです。

  • ルフィも母も父も知らず、家族は祖父だけだと思っていました。
  • ゾロの肉親については謎ですが、両親は登場していません。
  • ナミは、孤児でノジコと一緒にベルメールさんに育てられています。
  • ウソップは、父親は海賊として海に出ていて、母親は他界しています。
  • サンジの両親についても謎です。
  • チョッパーもトナカイである親は登場してません。
  • ロビンの母親は、2歳のロビンと別れて研究に全てを捧げています。
  • フランキーの両親についても謎です。
  • ブルックについては幼少期に付いては全くの謎です。

ゾロ、サンジ、フランキーの両親については全く描写がなかったので、ここから幼少時代に親と過ごしていなかったことが解ります。

つまり麦わら一味のブルック以外の全員が子供時に両親と過ごすことの殆ど無いほぼ孤児と言って良いような境遇だったのです。

そして、彼らがルフィの仲間になることで、麦わら一味が彼らの家族以上の存在となったのです。

親兄弟がいない者達が、新たなコミュニティの中で親兄弟以上の信頼関係を持てる仲間を見つけたというわけです。

家族、仲間、人はそういう存在がいてこそ力が出るものです。

そして、生きがいを感じるものです。

言い換えれば、愛する人がいればこそ、生きる力を得ることができると思うのです。

それが、ONE PIECEの物語の中から発見できます。

親兄弟が見つかっても引き取ってくれないような社会でも、夢を実現したいと思って集まった仲間がいれば、そこに家族以上の絆も生まれ、家族以上の信頼関係が生まれると言うことをONE PIECEの中から発見できるのです。

それが肉親や親戚でなくても愛する人であればいいのです。

「無縁社会の解決策」としてONE PIECEを語っているからこそ、この本が「生きる力」と言うテーマの本質をついていると思うのです。

この本のタイトル「ONE PIECEに生きる力を学ぼう!」からすると、その役割を大きく果たしている本だといえるでしょう。

「ワンピース探求王」のレビュー


ワンピース探求王「ワンピース探求王」という本を読破しました。

ワンピースの70巻までが出た時点での謎解き本です。

怪奇小説のような表紙で、人によってはとっつきにくいかもしれません。

個人的には、江戸川乱歩の少年探偵シリーズの表紙みたいな感じがしました。

この表紙が理由で私も買うのをためらいました。

ですが、一番最新の謎解き本のようだったので、Amazonで購入しました。

表紙は気持ち悪いですが、内容は非常に良かったです。

読みやすくて、しかも面白い!

前に読んだ伏線考察本「東大生が読み解くワンピース伏線考察」も面白かったですが、そっちより更に面白いし、読みやすいと思いました。

メラメラの実を誰が食べるか?

この本で印象に残るの大きく分けて2つです。

一つは、「メラメラの実を誰が食べるか?」についての考察。

これはネット上では、ルフィだのコビーだのサボだのシャンクスだのと噂されていますが、ネタバレしてしまうとこの本での考察は「サボ」です。

そして、それに対する根拠も秀逸というか納得の行くものでした。

インペルダウン編とパンクハザード編の相似点、頂上戦争編とドレスローザ編の相似点からサボが「メラメラの実」を食べるはずだと読み解いているのですが、その読みには驚きました。

マリンフォードの頂上戦争で戦い、その末にルフィが果たせなかったエース救出を、今度はドレスローザのコロシアムで戦ってメラメラの実をエースと同じ義兄弟であるサボに捧げることでリベンジすると言うような予測をしていました。

細かい根拠はここには書いていませんが、深く読んでいますし、読者も楽しめる面白い考察だと思いました。

ラフテルの謎

もう一つ、非常に面白かったのが、空白の100年に関する章です。

この考察では、Dの意思ひとつなぎの大秘宝についても考察していましたが、特筆すべきはラフテルの謎を説いている所です。

ラフテルが何であり、過去どこにあり、現在どこにあるのかなどを鋭く考察していました。

魚人島の物語を空白の100年の伏線だと考察していて、そこから空島編などと掛けあわせて、ラフテルの謎を解明していました。

ここを読むことで、

  • ラフテルを見つけながらも当時海賊王ロジャーが自首し、大海賊時代を引き起こした理由
  • しらほし姫が今の時代にいる理由
  • シルバーズ・レイリーが「急ぎすぎた」と言った理由
  • 「あいつらは、我々の待ち望んだ海賊たちだろうか、」とクロッカスが言った理由

等、個人的には一気に謎が溶けて、目からうろこが落ちました。

この本は、ONE PIECE好きには、おすすめです。

特に2章の空白の100年の章は、ONE PIECEファンなら一度は読んでおくと逆に原作をより楽しむことができるんじゃないかと思いました。